次のワクワクする予定、もう決まってますか? どうもSINK夫婦です。
今回のブログは、バンガロールの交通規制についてです。
先日、エアポートロードを車で移動していたときのことです。いつもお願いしている運転手さんが、こんなことを教えてくれました。
「このあたり、夜10時を過ぎないとトラックは通れないんですよ」
理由を聞くと、渋滞緩和のため、それからトラックはスピードが遅いからとのことでした。さらに、オートリキシャも同じように時間規制の対象になっている、とも話していました。運転手さんならではの話で面白かったので、もう少し詳しく調べた結果を書きたいと思います。
運転手さんの話を、もう少し詳しく調べてみた
ベンガルール交通警察は、3トンを超える貨物車両(トラック)の市内進入を、日中から夕方にかけて規制しています。現在のルールでは、平日は朝7時〜11時、夕方4時〜夜10時が進入禁止時間帯です。土曜だけ少し時間がずれていて、午前10時〜午後2時半、午後4時半〜午後9時が禁止時間とされています。
夜10時を過ぎれば規制時間が終わるため、運転手さんが話していた「夜10時からトラックが走り出す」というのは、この規制のことだったようです。規制の理由も、渋滞緩和が中心。通勤ラッシュと重なる時間帯の混雑を避ける目的が大きいようです。
オートリキシャの規制も、ちょうど強化されたばかりだった
さらに調べていくと、ちょうど今、規制が強化されているタイミングだと分かりました。
2026年9月4日から、市内の主要な高架道路(フライオーバー)で、オートリキシャや貨物車両を対象にした新しい規制が始まっています。ピーニャ高架など一部の道路では、オートリキシャが終日通行禁止に。国際空港へ向かうアクセス道路の一部区間でも、二輪車・オートリキシャ・貨物車両を対象にした時間規制が実施されているようです。
道路の設計や、事故が起きた際の被害の大きさ、合流地点での混雑や安全確保などが理由として挙げられていました。
運転手さんが「オートリキシャも」と話していたのは、こうした最近の動きを踏まえた話だったのかもしれません。
インドの登録車両数を調べてみると
ここまで規制の話をしてきましたが、そもそもインドにはどのくらいの車両が走っているのか気になって、あわせて調べてみました。
インド運輸省の資料(Road Transport Year Book)によると、2020年時点でインド全体の登録車両数は約3億2,600万台。そこからさらに増え、2023年頃には約3億4,800万台に達しているというデータもあります。
内訳で圧倒的に多いのが**二輪車(バイク・スクーター)で、全体の約75%**を占めています。一方、乗用車は全体の約13%程度(推定5,000万台前後)です。
ちなみに、バンガロール1都市だけでも約964万台の登録車両があるというデータ(2020年頃時点)もあり、インド国内でもかなり車両の多い都市のひとつのようです。
なお、今回のテーマであるトラック(貨物車)とオートリキシャ(三輪車)については、この2つだけを切り出した全国合計の公式データは見つけられませんでした。二輪車・乗用車に比べると台数自体は少なく、全体の数%程度とみられます。
空港と一緒に育ったエリア
このエアポートロードは、ベンガルール国際空港(KIA)へ向かう道です。運転手さんによると、空港ができてから整備された道なのだそうです。周辺の病院やアパート、モールなども、空港開業後に次々と建てられたと話していました。もともと何もなかったエリアが、空港とともにまるごと発展してきた、ということのようです。
道路の一部には通行料(トール)がかかる区間もあります。空港方面のこの道にあるサダハリのトールゲートでは、2026年4月から通行料が3〜5%値上げされました。物価指数に連動した全国的な見直しの一環とのことですが、この区間は以前から通行料の高さが話題になりやすいポイントのようです。
規制があっても、必ずしも守られているわけではない
もうひとつ知っておきたいのが、規制があるからといって、現場で完全に守られているとは限らないという点です。実際、環状道路(Outer Ring Road)では日中も大型車両が走っているという報道があり、取り締まりが追いついていないケースもあるようです。ルールと実際の状況には、多少のギャップがあると考えておいたほうがよさそうです。
暮らしていて感じること
正直なところ、住んでいるだけでは、こうした規制の詳細までなかなか分かりません。今回は運転手さんの一言がきっかけで、初めてちゃんと調べてみました。
海外生活では、自分たちで気づけることももちろん多いのですが、こういう何気ない会話から広がる知識も同じくらい貴重だと感じます。今回の件も、言われてみて初めて「そういえば夜はトラックが多いのかも」という視点で道路を見られるようになりました。
バンガロールの交通規制は、対象の道路や時間帯が頻繁に見直されている印象です。今回調べた内容も、今後変わる可能性は十分にあります。タクシーや配送を利用する際は、時間帯によって道が混みやすい・空きやすいタイミングがあるという感覚だけでも知っておくと、予定が立てやすくなるかもしれません。
まとめ
バンガロールでは、3トン超のトラックを中心に、朝と夕方の時間帯規制が長年続いています。加えて、2026年9月からは主要フライオーバーでのオートリキシャ規制など、新しい動きも出てきています。運転手さんとの何気ない会話から、インドの交通事情の一端を知ることができました。
ちなみに以前、バンガロールの交通渋滞に関した記事を出しているので併せて見てください。
よくある質問
Q. バンガロールでトラックが走れない時間は?
A. 平日は基本的に朝7時〜11時、夕方4時〜夜10時の間、3トン超の貨物車両は市内への進入が制限されています(土曜のみ時間帯が異なります)。
Q. 規制は今後も変わる可能性がある?
A. あります。ここ数年でも対象道路や時間帯の見直しが繰り返されているため、最新情報は現地の状況で確認するのがおすすめです。
参考
- Bengaluru: Heavy goods vehicle drivers, owners unhappy with change in timings(Deccan Herald)
- Bengaluru Flyover Ban Explained: 41 Deaths, New Bike and Vehicle Restrictions on Key Elevated Corridors(Open Magazine)
- Toll rates to go up by 3-5% from April 1 in Karnataka(Deccan Herald)
- Despite ban, traffic cops allow trucks along ORR(Deccan Herald)
- India has the highest number of 2-wheelers in the world(Team-BHP、出典:Road Transport Year Book)


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