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次のワクワクする予定、もう決まってますか? どうもSINK夫婦です。
今回のブログは、インド生活に欠かせない「チャイ」についてです。バンガロールで暮らしていると、チャイを飲む場面によく出会います。オフィスの給湯室でも、道端のチャイスタンドでも同じです。今回は体験談というより、チャイがなぜ今のような形になったのか、その背景を少し掘り下げてご紹介します。
チャイがミルクティーになった理由:英国統治時代の背景
チャイの甘くて濃いミルクティースタイルには、英国統治時代の茶葉の流通事情が関係しているとされています。
インドで茶葉の栽培が本格化したのは、英国統治下でのことです。ただ、当初その茶葉の多くは輸出向けでした。実際、独立直前の1947年時点でも、国内で生産された茶葉の7割前後が輸出されていたという記録が残っています。
国内向けに残ったのは、「CTC製法(crush・tear・curl)」という工程で作られる茶葉です。比較的安価な等級にあたります。この等級は、そのまま淹れると渋みが強く出ます。飲みにくいという特徴がありました。そこで、ミルクと砂糖を加えて、しっかり煮出す飲み方が広まったといわれています。地域によってはスパイスも加えられました。渋みを和らげつつ、栄養価やコクを補う工夫だったようです。これが、現在の「マサラチャイ」の原型の一つになったとされています。
インド人は1日何杯チャイを飲む?
各種調査では「1日2〜3杯」が、平均的な数字として挙げられることが多いようです。
一方で、頻繁にチャイを飲む層もいます。こうした層では1日に何度も飲む習慣があるとされ、人によっては4〜5杯に達することもあるようです。オフィスの休憩時間、来客時、仕事の合間など、飲むタイミングそのものが多いことが背景にあると考えられます。
調査によって数字にはばらつきがあります。そのため、「2〜3杯が目安、多い人はそれ以上」というくらいの幅を持った理解がよさそうです。
北はチャイ、南はコーヒー?地域による違い
インド全体で見ると、北インドは「チャイ文化」、南インドは「フィルターコーヒー文化」という対比がよく語られます。(南インドのコーヒー産地クールグには、1泊2日で旅したこともあります。)
北インドでは、スパイスを効かせた濃いめのチャイが主流とされています。道端の屋台や職場の休憩時間に欠かせない存在です。一方、私たちが暮らすカルナタカ州を含む南インドでは、少し事情が異なります。チャイよりも「フィルターコーヒー」が日常の主役という印象があります。実際、バンガロール市内でも、朝の軽食どころでチャイよりフィルターコーヒーを頼んでいる人をよく見かけます。
地域ごとの違いはこれだけではありません。西インド(ムンバイなど)では、半分の量で提供される「カッティングチャイ」が定番です。ハイデラバードでは、ミルク感の強い「イラニチャイ」が知られています。土地ごとに独自のスタイルがあるようです。
素焼きのカップ「クルハド」はコスパがいいの?
価格だけで見ると、クルハドは必ずしも「お得」とは言えないようです。
素焼きの使い捨てカップ「クルハド」は、鉄道駅の屋台などで見かけることがあります。以前、鉄道駅でクルハドの導入が進められたことがありました。しかし、供給の不安定さやコストの高さから、結局プラスチックカップに置き換わってしまった経緯があるようです。つまり、単価だけで比較すると、紙コップやプラスチックカップの方が安いケースが多いと考えられます。
それでも、クルハドは根強く支持されています。理由は、コスパというより次のような点にあるようです。
- 洗わず使い捨てできるため衛生的
- 素焼きの香りがチャイに移り、独特の風味が楽しめる
- 職人の手仕事を支える伝統工芸としての側面がある
ただし、注意点もあります。生分解されるとはいえ、大量消費時には粘土の採取による土壌への負荷を指摘する声もあるようです。「エコで安い」と単純に言い切れる存在ではなさそうです。
自宅で本格的なチャイを再現するなら
ここまでの背景を知ると、「自宅でもお店に近い味のチャイを淹れてみたい」と思う方もいるかもしれません。実際、インド人の友人の家庭でも使われているのが、スーパーなどで手に入るこのタージマハルティです。お土産用の特別な商品ではなく、日常使いの茶葉として親しまれています。ミルクや砂糖と一緒に煮出しても味がぼやけにくく、本場の濃さが出やすいのもポイントです。
私たちも実際に淹れて飲んでみましたが、素直に「おいしい」と感じました。ミルクや砂糖、ショウガなどを加えて飲むことが多いため、茶葉そのものの違いを厳密に言い当てるのは正直難しいです。それでも、「インド人の友人が毎日飲んでいる茶葉」だと思うと、それだけで味わいが増すような気がしています。
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まとめ
チャイひとつとっても、背景を知ると見え方が変わってきます。英国統治時代の茶葉流通、地域ごとの好み、カップの選び方。それぞれに理由がありました。バンガロールで日々チャイやフィルターコーヒーに触れる中で、こうした歴史や地域差を知ってから飲むと、また違った楽しみ方ができそうです。
よくある質問
A. 英国統治時代、良質な茶葉の多くは輸出されていました。国内向けには、渋みの強い安価な等級の茶葉が主に流通していたとされています。飲みやすくするため、ミルクや砂糖を加える習慣が定着したといわれています。
A. 調査によって幅がありますが、平均は1日2〜3杯程度とされることが多いようです。頻繁に飲む人では、4〜5杯になることもあるようです。
A. 飲まれてはいます。ただ、南インドでは日常的にフィルターコーヒーが好まれる傾向が強いとされています。私たちが暮らすカルナタカ州でも、チャイよりフィルターコーヒーを見かける機会が多い印象です。
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