次のワクワクする予定、もう決まってますか? どうもSINK夫婦です。
今回のブログは、バンガロールで感じた「ターバン、意外と見ない」という気づきについてです。
生活圏内では、実はあまり見かけない
「インド人」と聞いて、ターバン姿を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。私たちも渡印前は、同じイメージを持っていました。
ただ、実際に暮らしてみると印象は違います。普段の生活圏内では、ターバン姿をあまり見かけません。街中で見かけるのも、たまに、という程度です。一方で、北インド方面へ行くと見かける機会が少し増える印象があります。
たまに見かけると、巻き方の綺麗さについ目を引かれてしまいます。じろじろ見るのは良くないと分かってはいるのですが、つい見てしまうことがあります。
なぜ見かける機会が少ないのか?シク教との関係
調べてみると、日常的にターバンを着用しているのは主にシク教徒の方々でした。シク教はインドでは少数派の宗教です。全人口に占める割合は、1.7%程度とされています。
さらに、シク教徒の多くはインド北西部のパンジャーブ州に集中しています。インド国内のシク教徒のおよそ4分の3が、パンジャーブ州在住とも言われています。バンガロールのような南インドの都市で見かける機会が少ないのも、自然なことだと感じました。
シク教徒が髪を切らない理由
「切っていない髪を、ターバンの中にまとめて収納している」と聞いたことがありました。調べてみると、本当でした。
シク教徒には「5つのK」と呼ばれる戒律があります。その一つが「ケーシュ(Kesh)」、髪や体毛を切らないという教えです。この戒律は、17世紀末にグル・ゴビンド・シンによって制度化されたと言われています。長く伸ばした髪はそのままだと生活の邪魔になります。そのため、ターバンの中にまとめて収納するようになったそうです。
期間に区切りはなく、生まれてから亡くなるまで一生切らない考え方だそうです。髪や髭だけでなく、体毛全般に及ぶとのことでした。神から与えられた自然の姿を、そのまま尊重するという教えに基づいているそうです。
ターバンの正体は帽子?それとも一枚の布?
ターバンは、帽子のような芯や型があるわけではありません。一枚の細長い布を巻いて、あの形を作っているそうです。
使う布は、長さ3〜6メートル、幅1メートルほどの綿製とのことでした。巻き方によって、形やスタイルが変わるそうです。
世界的に広まった「インド人=ターバン」のイメージ
シク教はインドでは少数派です。それでも、社会的に活躍する人が多い宗教として知られているそうです。歴史的に、海外へ渡航するインド人にシク教徒が多かったと言われています。そのため、ターバン姿がそのまま「インド人のイメージ」として世界に広まった、という説もあるようです。
ちなみに、日本人=サムライ・忍者、というイメージが海外で持たれることがあります。実態とは少しズレているけれど、分かりやすい記号として定着してしまう。似た構造なのかもしれません。
日本での「インド人=ターバン」の背景には、カレーCMも
日本国内でのイメージには、あるカレーのCMが影響しているとも言われています。1964年に放送された、S&Bの「特製エスビーカレー」のCMです。俳優の芦屋雁之助がターバン姿のインド人に扮し、「インド人もびっくり」というキャッチコピーとともに大流行しました。当時のインパクトが強く、日本人の抱くインド人像に影響を与えた一因ではないか、という見方もあるようです。
実際に住んでみると、必ずしもそのイメージ通りではないというギャップを感じました。これは私たちが暮らす中で感じた、個人的な印象です。地域や状況によって、見え方は変わると思います。
まとめ
バンガロールの生活圏内では、ターバン姿を見かける機会はそれほど多くありません。ターバンを着用する習慣があるシク教徒は、インド全体の少数派です。パンジャーブ州を中心とした北インドに多く暮らしていることが、背景にあるようです。
「インド人=ターバン」というイメージを持っていた身としては、実際に暮らしてみて感じたギャップの一つでした。
よくある質問
A. いいえ、ターバンを日常的に着用しているのは主にシク教徒の方々で、インド全体の人口の1.7%程度とされています。地域によって見かける頻度には差があります。
A. シク教の戒律の一つに「髪を切らない」というものがあり、長く伸ばした髪を生活の邪魔にならないようターバンの中にまとめているそうです。
A. 私たちの生活圏内では見かける機会は多くありませんが、まったくいないわけではなく、たまに見かけることもあります。


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