私たち夫婦は国内線を利用する際、朝イチのフライトを選ぶことが多く、朝食を摂る時間もないまま空港に向かうことがほとんどです。そんな時に頼りにしているのが、BLR(バンガロール国際空港)ターミナル1にある「Rameshwaram Cafe」。34番・35番ゲートの向かい側にあり、南インドの定番グルメを提供するこのお店で、私たちは毎回同じメニューを注文してしまいます。
街中の店舗より空港店を選ぶ理由
実は街中にも同じRameshwaram Cafeの店舗があり、価格だけを見れば空港の外の方が安く済みます。それでも私たちは空港店を選び続けています。
理由は、車で近くを通りかかるたびに目にする街中店舗の混雑ぶりです。「並んでいる」というよりも「群がっている」に近い勢いで、常に大勢の人だかりができています。しかも深夜0時ごろに通りかかっても変わらず人の姿があるほどで、時間帯を問わず賑わっている印象です。
本音を言えば、一度は街中の店舗にも行ってみたいと思っています。ただ、この混雑に加えて、バンガロールの街中には他にも魅力的な選択肢がたくさんあるため、行き先を決めるたびにRameshwaram Cafeの優先順位が毎回下がってしまい、結局まだ行けていません。その点、空港にも飲食店の選択肢は他にあるのですが、Rameshwaram Cafeがあると「ここで食べられるならラッキー」という気持ちになり、つい選んでしまいます。しかも街中店舗ほどの混雑もありません。もちろん価格は空港価格になるため多少割高にはなりますが、その分の快適さを買っていると思えば納得できる範囲です。
毎回頼むのは結局マサラドーサ
メニューにはさまざまな料理が並んでいますが、私たちが毎回注文するのは結局「マサラドーサ」一択です。
南インドの定番料理であるドーサは、米と豆から作った生地を薄く円形に焼き上げたクレープのような料理です。「マサラドーサ」は、その生地の中にカレー風味のじゃがいもの具材を巻き込んだもの。運ばれてくると表面には油(ギー)がぎとぎとと染み込んでいて一見重そうに見えるのですが、実際に一口食べるとその印象は覆ります。外側はさくさくと香ばしく、中はふわっと柔らかい。このW食感がたまらない美味しさで、毎回「次は違うメニューにしよう」と思うのに、結局同じものを頼んでしまいます。訪れるたびについ写真を撮ってしまうのですが、見返してみると毎回同じメニューばかりというのが、この店への愛着ぶりを物語っています。

空港での待ち時間対策としても優秀
Rameshwaram Cafeは、味だけでなく空港での過ごし方としても頼りになる存在です。
国内線は搭乗前にまとまった待ち時間が発生しがちですが、この店があれば「どこで時間を潰そう」と悩む必要がありません。
お店自体は結構混雑していることが多く、体感では注文までに3分ほど、料理が運ばれてくるまでにさらに5分ほどかかる印象です。その待ち時間の間に座席を確保する流れになりますが、周りも搭乗前の旅行者ばかりなので、少し待っていれば自然と席は空いていきます。さらにありがたいのが、店内に手洗い場が設置されている点です。インド料理は手で食べるスタイルが基本ですが、私たち夫婦も少し前まではカトラリーを使っていたところ、最近は手で食べるようになりました。周囲から特に変な目で見られることもなく、現地のスタイルに自然と馴染んできた感覚があります。食後にしっかり手を洗えるのは、そういう意味でも地味に助かるポイントです。
豆知識:Rameshwaram Cafeの名前の由来
店名の「Rameshwaram」は、インドの都市の名前であると同時に、あるインドの著名人へのオマージュでもあります。
このカフェは2021年、公認会計士のディヴィヤ・ラガヴェンドラ・ラオさんと、その夫でセシャドリプラムで15年以上ドーサの屋台を営んでいたラガヴェンドラ・ラオさんの二人によってバンガロールで創業されました。店名の「Rameshwaram」は、元インド大統領で「ミサイルマン」として親しまれるA.P.J.アブドゥル・カラム氏の出身地に由来すると言われています。冷蔵庫を使わず生地やチャツネをこまめに手作りするスタイルにもこだわり、瞬く間に地元で人気の店へと成長したそうです。今ではインドで知らない人はいないと言えるほどの有名チェーンになりましたが、SNSなどでは「混雑しすぎ」「値段の割に」といった声も見かけ、賛否両論あるようです。それでも私たちにとっては、空港での朝ごはんとして満足度の高いお店です。
これほど地元民に愛されている背景には、味の一貫性へのこだわりがあるようです。ベーキングパウダーや人工的な着色料・香料を使わず純粋なギーのみを使用するという厳しい社内ルールを設けているとのこと。さらに朝6時台から深夜1時ごろまでという長い営業時間も、通勤前の朝食から夜食まで幅広いニーズに応えられる理由の一つと言われています。広告に頼らず、実際に食べた客の口コミやSNS投稿だけで評判が広がっていったという点も、地元での信頼につながっているようです。
ちなみに余談ですが、インドの国内線は搭乗時に独特のカオスが待っています。ボーディンググループという概念があまり守られておらず、搭乗開始のアナウンスと同時に多くの乗客が一斉にゲートへ押し寄せるのです。とはいえ飛行機は乗客を待ってくれるので、気になる方は無理に並ばず、あえて最後の方に搭乗するくらいでちょうど良いかもしれません。人との距離が近くなる場面が多く、日本人にとっては地味にストレスに感じるポイントですが、こうしてブログのネタにできると思えば多少は相殺できる…かもしれません。

まとめ
BLR空港ターミナル1のRameshwaram Cafeは、味・混雑回避・時間つぶしのすべてを兼ね備えた、私たち夫婦にとっての「空港の朝ごはん」定番スポットです。次にバンガロール空港を利用する際は、ぜひマサラドーサを試してみてください。
参考リンク
FAQ
ターミナル1内、34番・35番ゲートの向かい側にあります。バンガロール空港は基本的にターミナル1が国内線、ターミナル2が国際線という構成ですが、一部の国内線がターミナル2発着になることもあるようです。街中にも複数店舗があります。
はい、空港店は空港価格のため街中の店舗より割高です。
街中の店舗は特に混雑しやすい印象です。空港店は比較的落ち着いています。
あります。ドーサ以外にも南インドの定番料理が並んでいますが、私たちはまだ試せていません。
手洗い場が設置されており、食前食後に手を洗えるので安心してよいと思います。


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