次のワクワクする予定、もう決まってますか? どうもSINK夫婦です。
今回のブログは、バンガロールで運転手さんに教えてもらって知った、蛇の神様を祀るヒンドゥー教のお祭り「Nagara Panchami(ナガラパンチャミ)」についてです。例年8月のこの時期だそうです。
インドには、蛇を神様として崇める「ナガラパンチャミ」という祭りがあります。私たちはこの存在を、車の中で運転手さんに教えてもらって初めて知りました。
ナガラパンチャミとは?蛇を神様として祀る祭り
ナガラパンチャミ(ナーグパンチャミ)は、ヒンドゥー教で蛇の神様「ナーガ」を崇拝する祭りです。「ナーグ」は蛇、「パンチャミー」はヒンドゥー暦の5日目を意味します。祭りは、シュラーヴァナ月と呼ばれる時期に行われます。西暦では、毎年7月から8月ごろにあたるそうです。
蛇は脱皮を繰り返すことから、豊穣や再生の象徴とされてきたとのこと。また、この時期はモンスーンの季節と重なります。洪水で巣穴から蛇が出てくることが多いため、蛇を敬うことでかまれる被害を防ぎ、豊作を願う意味合いもあるようです。
きっかけは運転手さんとの何気ない会話
私たちがこの祭りを知ったのは、先日ドライバーさんの運転する車の中でのことでした。「今日はナガラパンチャミの日ですよ」と教えてもらいました。正直なところ、それまで名前すら知りませんでした。
実際に街の様子に変化はありません。そのため、装飾や露店などを目にしたわけでもありませんでした。ちなみに、みんないつも通り働いていたので、法定の祝日というわけでもなさそうです。
一般的にはどのようにお祝いされているのか
地域や家庭によってやり方はさまざまなようです。運転手さん伝いですが、運転手さんの奥様は近所のお寺にお参りに行ったそうです。蛇の石像に、バターやミルクをお供えしたと聞きました。
調べてみると、南インドではまとまった規模の寺院であれば、蛇の石像が祀られていることが多いようです。木の下や境内の小さな祠に置かれているのが一般的とのことでした。こうした形でのお供えは各地にあるようです。銀や石、木、絵などで作られた蛇の像や絵に牛乳をかけて祈りを捧げる習慣があるとのことでした。また、女性が家の門や床に蛇の絵を描く地域もあります。家族の無事や豊作を祈る意味が込められているとのことでした。
実は、生きた蛇への牛乳のお供えは禁止されている
以前は、蛇使いが生きたコブラを連れて家々を回る風習もあったそうです。家族が牛乳を捧げる、これは「ナーガ・ダルシャン」と呼ばれていたとのことです。
ここは少し意外だったのですが、蛇はもともと牛乳を消化できない爬虫類です。無理に飲ませると、体調を崩したり命を落としたりする原因になると問題視されてきたとのことです。こうした背景から、1972年にインドで野生生物保護法が制定されました。この法律により、生きた蛇の捕獲や見世物としての使用は禁止されています。現在は、生きた蛇ではなく、像や絵に牛乳をお供えする形が一般的になっているようです。伝統的な祭りの裏側に、こうした動物保護の視点があることも、今回調べて初めて知りました。
地域によって呼び方や特色が異なる
インドは国土が広く、州によってお祝いの仕方や時期そのものが異なるのも興味深いところです。たとえばグジャラート州などでは、同じ月でも満ちていく期間ではなく、欠けていく期間にお祝いするとのことでした。
呼び方も地域によってさまざまです。私たちが暮らすカルナータカ州では「ナガラパンチャミ」という呼び方が一般的ですが、全国的にはヒンディー語由来の「ナーグパンチャミ」の方が広く知られているようです。南インドの他の地域では「ガルーダパンチャミ」と呼ばれることもあるとのことでした。カルナータカ州には、蛇の神様を祀る有名な寺院としてクッケ・スブラマニヤ寺院もあります。この時期には多くの参拝者が訪れるとのことでした。私たち自身はまだ訪れたことがないのですが、機会があればいつか行ってみたいと思っています。
インド生活で気づく、こうした小さな発見
地元の年中行事を、何気ない会話から知ることもあります。今回のナガラパンチャミも、運転手さんとのに日常会話がなければ、おそらく気づかないまま過ぎていたはずです。そして、終日いたのですが会社ではナガラパンチャミの話にならなかったです。
これからも、運転手さんや周りの人との会話から教えてもらった小さな発見を、少しずつ記録していきたいと思います。
まとめ
ナガラパンチャミは、蛇を神様として祀るヒンドゥー教の祭りです。毎年、シュラーヴァナ月の吉日に行われます。私たちは今回、運転手さんとの会話から初めてその存在を知りました。街の様子をじっくり見たわけではありませんが、いつもより道路が空いていたことから、祭りの気配を感じることができました。
調べてみると、知らなかった話がいくつも出てきました。生きた蛇への牛乳のお供えが法律で禁止されていることや、南インドならではの呼び方があることなど、意外な発見ばかりでした。インドで暮らしていると、地元ならではの行事に思いがけないタイミングで出会うことがあります。そこから、知識がどんどん広がっていくのも面白いところです。今後も、現地で暮らすからこそ知ることができた発見を、少しずつブログに残していきたいと思います。


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