【バンガロール】予約困難ラーメン店「Naru Noodle Bar」に6回目の挑戦でやっと入れた話

インドの生活

念願の予約激戦ラーメン。正直な感想は「期待していたほどではなかった」です。ただし、人気なのも理解できるなと思える部分も確かにありました。予約の取りにくさで有名なお店だからこそ、実際に体験した内容を包み隠さずまとめておきたいと思います。

バンガロールには「Naru Noodle Bar」というお店があります。ラーメン好きの間で話題になっているお店です。カウンター中心の小さな店内で、目の前で調理の様子を見ながら食事ができるのが特徴です。実際に夫婦で足を運んでみた感想です。

Naru Noodle Barはどんなお店?オーナーのこだわり

Naru Noodle Barを立ち上げたのは、料理人歴10年以上のオーナーシェフです。アメリカの調理学校で学んだのち、ニューヨークの有名店で経験を積みました。バンガロールに戻ってからは、地元の人気店でメニュー開発にも携わってきた人物らしいです(あくまで聞いた話として)。

気になる方はこちらの記事(英語)もあわせてご覧ください。

意外にも、日本で本格的に修業していたわけではありません。きっかけは2018年に日本を訪れ、とにかくラーメンを食べ歩いたことだったそうです。コロナ禍で外出が制限されていた期間中、独学でラーメンを研究しました。各地のラーメン職人にも話を聞きながら、独自のレシピを作り上げたといいます。

最初はテイクアウト専門のキットからスタートしました。庭先でのポップアップ営業を経て、2022年に念願のオープンを果たしました。当初はわずか8席、カウンターのみの小さなラーメンバーだったそうです。その後少しずつ席数を増やし、現在は20席ほどの規模です。修業先で受け継いだ味ではありません。独学と探究心で作り上げた一杯です。良くも悪くも「オーナー自身の解釈」という個性が出ているのかもしれません。

予約は「秒速確定」!争奪戦のような予約システム

Naru Noodle Barは完全予約制です。毎週月曜日の20時に、その週の予約枠が一斉にオープンする仕組みになっています。人気が高すぎるため、座席が数十秒から数分で埋まってしまうことも珍しくありません。

私たちも、最初の5回は予約に失敗しました。理由はシンプルで、20時を数分過ぎてからアクセスしていたからです。6回目でようやく成功したのですが、そのときは20時ちょうどに携帯を構えて、まさに秒単位で張り付いていました。

5回落ちた後だっただけに、予約が取れた瞬間は思わず「取れた!」と声が出てしまうほど嬉しかったです。飲食店の予約でここまで本気の争奪戦を経験したのは初めてで、少し不思議な高揚感がありました。

Reservationリンク貼っておきます。取れた時は達成感あります。食べた時より。

予約に挑戦する予定がある方は、以下を意識しておくと成功率が上がるはずです。

  • 月曜20時ちょうどにスマホをスタンバイしておく
  • 数秒の遅れが命取りになると心得ておく
  • 1回で取れなくても、めげずに翌週再挑戦する

「取りにくさ」自体が戦略になっている?

実はバンガロールでは近年、予約が極端に取りづらい飲食店がいくつも登場しています。ちょっとした社会現象になっているほどです。地元メディアの報道によれば、日本式ピザのお店やマレー料理店、ワインバーなども同様だそうです。「予約が取れないこと」自体が話題になっているといいます。

飲食業界に詳しいPR関係者のコメントも紹介されていました。予約の取りにくさを演出すること自体が、集客戦略として機能しているという分析です。SNSでの拡散や来店意欲の向上につながっているというわけです。「予約が取れなかった」というあるあるネタの動画が、SNSでバズったこともあるそうです。予約争奪戦そのものが、ちょっとしたコンテンツになっているようです。

こう考えると、Naru Noodle Barの予約システムも少し違って見えてきます。単なる需要と供給のバランスではなさそうです。「入手困難であること」自体を、ブランディングに組み込んでいるとも言えます。意図的な戦略の一つなのかもしれません。サラリーマン的な視点で見ても、なかなか興味深い集客モデルだと思いました。

実食レポート:期待値の高さゆえの厳しめ評価に

予約が取れていれば、当日の待ち時間はほとんどありません。予約制のおかげで、入店から着席までとてもスムーズでした。ただし、早めに現地へ到着しても、予約時間になるまでは店内に入れてもらえません。この点は覚えておくとよさそうです。

店内を見渡すと、一人で来ている方も数人いました。当日は筆者たち以外、ほぼ全員が地元の方でした。日本食レストランでありながら、特定のコミュニティに留まらず、地元の方からも幅広く支持されているお店なのだと実感しました。

今回注文したのは、以下のメニューです。

  • とんこつ系ラーメン(Mayu Tonkotsuなど)
  • 醤油系ラーメン(Tokyo Style Shoyu Porkなど)
  • チキンの唐揚げ
  • お代わりで追加した1杯(妻と半分ずつシェア)

スープと麺の印象

正直なところ、スープの完成度には少し物足りなさを感じました。とんこつ系のスープはやや粉っぽさが気になりました。醤油系は味付けがかなり濃いめなのに、肝心の深みはあまり感じられませんでした。予約の取りにくさから期待値がかなり上がっていたぶん、余計にそう感じたのかもしれません。麺は製麺機でしっかりと自社で作っておりこだわりを感じました。

チャーシュー・唐揚げ・接客は高評価

一方で、チャーシューや唐揚げは、素直に美味しいと感じました。

時間帯ごとの予約制だったので、注文は最初にまとめて済ませる必要があるのかと思い込んでいました。ですが、実際は違いました。1杯食べ終えたタイミングでスタッフに確認したところ、快く追加注文を受け付けてもらえました。1回ですべて頼み切る必要はなく、食べながら追加できるので、その点は安心して大丈夫です。

なお、店内では20席ほどの客がほぼ同時にラーメンを注文します。そのため、提供までにどうしても多少の時間差が生まれます。そのタイミングで、唐揚げなどのサイドメニューを先に頼んでおくのがおすすめです。待ち時間を有効に使えます。接客については非常に丁寧で、スタッフ教育が行き届いている印象を受けました。

まとめ:期待値との付き合い方が鍵になるお店

総合的には「いまいち」という感想になりました。これは、予約の取りにくさから期待値が上がりすぎていたことも影響していそうです。個人的には、同じくバンガロールにある別のラーメン店の方が好みでした。とはいえ、Naru Noodle Barを絶賛する声も多いです。少し時間を空けてから、改めて訪れてみる価値はありそうだと感じています。

海外で日本の味を再現するには、食材の調達など、どうしても現地ならではの制約があります。そうした事情も踏まえると、貴重な体験だったと思います。話題のお店をバンガロール滞在中に体験できたことは、良い思い出になりました。次回は、また別のレストランの体験記をお届けする予定です。

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