バルセロナでピンチョスを楽しむなら、どこに行けばいいのでしょうか。
私たちSINK夫婦が実際にバルセロナに5日ほど滞在し、毎日違うバルをはしごして分かったのは、ゴシック地区やポブレ・セック地区には、初めてでも気軽に入れるピンチョス・タパスの名店がいくつも集まっているということです。今回は実際に訪れた4軒と、それぞれの雰囲気や特徴をまとめてご紹介します。
ピンチョスってどんな料理?
ピンチョス: スライスしたパンの上に具材をのせ、楊枝(ようじ)で留めたバスク地方発祥の小皿料理。タパスがスペイン全般で使われる「少量料理」の総称であるのに対し、ピンチョスはバスク発祥という違いがあるとされています。
私たちにとっては今回が初めてのピンチョス体験でした。お酒好きのSINK夫婦にとって、ワインやセルベッサ(生ビール)を片手に一口サイズの料理を次々とつまめるピンチョスは、まさにもってこいのスタイルだったと感じています。
1軒あたり2〜4品ほど(だいたい3品くらい)を選ぶことが多く、飲み物と合わせて1軒あたり30ユーロ前後(現在のレートで約5,500円)というのが、今回の食べ歩きでの目安でした。品数を細かく決めずに、その場の気分で選べるのもピンチョススタイルの気軽さだと思います。
1軒目:Bilbao Berria La Barra|ゴシック地区・カテドラル横
バルセロナ大聖堂のすぐそばにある、バスク風ピンチョスの人気店です。店内はセルフサービス形式で、カウンターに並んだピンチョスの中から好きなものをお皿に取っていくスタイルになっています。

会計は少し変わっていて、ピンチョスに刺さっている串の種類(色)によって値段が決まる仕組みです。取った串を捨てずに残しておき、最後にスタッフが本数と種類を数えて会計します。
チーズをとろけさせた焼きピンチョスや、生ハムとサーモンにイクラを添えた華やかな一品など、見た目も楽しい種類が揃っていました。

2軒目:Pincho J|タパス通り「カレー・デ・ブライ」の人気店
ポブレ・セック地区にある「カレー・デ・ブライ(Carrer de Blai)」は、道の両側にピンチョス・タパスのバルがずらりと並ぶ、地元でも有名な一角です。その中でも人気のバルの一つがPincho Jでした。

こちらは手頃な価格でボリュームのあるピンチョスが楽しめるのが魅力です。屋外のテラス席でビール片手にゆっくりつまむのも、旅行中ならではの楽しみ方だと感じました。
3軒目:iRATi Taverna Basca|サンセバスチャン風ピンチョスの草分け
ランブラス通りに近いゴシック地区にあるこちらのお店は、サグルディ(SAGARDI)グループ発祥の店舗で、サンセバスチャン風ピンチョスをバルセロナに広めた草分け的存在として知られています。

訪れた時間帯はかなりの賑わいで、カウンターにはピンチョスがずらりと並び、常連らしき人たちで肩が触れ合うほどの活気がありました。他の店と同じく、食べた楊枝の本数で会計するスタイルです。

番外編:Restaurant 7 Portesで味わった人生イチのパエリア
ピンチョスバル巡りとは少し毛色が違いますが、滞在中にどうしても紹介したいのがこちらのレストランです。ポルト・ベイ地区にある7 Portesは、1836年創業というバルセロナ屈指の老舗で、店名の「7つの扉」は建物に実際にある7つの扉に由来しています。

ピカソやダリ、ミロといった著名人も足を運んだことで知られる歴史あるレストランで、看板メニューはパエリア・パレリャーダです。実際に食べたパエリアは、味わいがしっかり濃厚で、正直なところ人生で一番おいしいパエリアでした。老舗ならではの重厚な店内の雰囲気も含めて、記憶に残る一皿になりました。
まとめ:食べ歩きはお酒好きのSINK夫婦にぴったりだった
バルセロナのピンチョス・タパス文化は、少量ずつ色々な味を楽しめるうえ、店ごとに雰囲気や名物が違うため、何軒はしごしても飽きません。5日間毎日違う店を訪れましたが、どの店で食べても外れがなかったというのが正直な感想です。
お酒を飲みながら少しずつつまむスタイルは、私たちのようなSINK夫婦の旅にはとても相性が良く、次にバルセロナを訪れる際も、また違うバルを開拓してみたいと思っています。滞在中に巡ったカサ・バトリョやグエル公園、サグラダ・ファミリアの記事もあわせてどうぞ。
よくある質問
A. タパスはスペイン全般で使われる「少量料理」全般を指す言葉で、ピンチョスはバスク地方発祥のスタイルとされ、パンの上に具材をのせて楊枝で留めるのが特徴です。
A. 店によって異なりますが、食べた楊枝の本数で数える店や、串の色・種類ごとに値段が決まっている店(Bilbao Berriaなど)があります。会計時に慌てないよう、串は捨てずに残しておくのがポイントです。
A. 大聖堂周辺のゴシック地区と、ポブレ・セック地区の「カレー・デ・ブライ」通りが特に有名で、今回訪れた4軒もこの2エリアに集中しています。


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