次のワクワクする予定、もう決まってますか? どうもSINK夫婦です。
今回は、インドの一大祭り「ガネーシャ・チャトゥルティ(Ganesh Chaturthi)」についてです。
『夢をかなえるゾウ』がきっかけで知っていたガネーシャ
もしかすると、「ガネーシャ(Ganesha)」という名前と象を結びつけられる方は、日本でも意外と多いのではないでしょうか。実は私たちも、インドに来る前から知っていた神様の一人がガネーシャでした。きっかけは、ベストセラー小説『夢をかなえるゾウ』です。作中に登場する象の頭を持つ神様として、名前だけがなんとなく記憶に残っていました。
そもそもガネーシャ・チャトゥルティとは?
ガネーシャ・チャトゥルティは、ヒンドゥー教の神様ガネーシャの誕生日を祝うお祭りです。毎年ヒンドゥー暦に基づいて8月〜9月頃に行われます。
お祝いの期間は地域や家庭によって差があり、1日〜10日程度と幅があります。期間中は粘土で作られたガネーシャ像を家庭や地域で飾り、花やランプで装飾したうえで、プージャと呼ばれる祈りの儀式を行うのが一般的です。祭りの最後には、像を川や池などの水に流す「ヴィサルジャン(Visarjan)」という儀式で締めくくられます。
お祝いに際して何を準備するの?
準備の中心になるのは、やはりガネーシャ像です。最近では、環境への配慮から素焼きの粘土で作られた像が選ばれることも多いようです。あわせて、花やランプ、装飾用の布などを用意して、像を祀る場所を彩ります。
お供え物としてよく登場するのが「モーダク(Modak)」という蒸し菓子で、ガネーシャの大好物として知られています。家庭によっては手作りすることもあれば、市販のものを用意することもあるようです。
なぜ象が神様なのか?気になって調べてみました
象がなぜ神様なのか、少々気になって調べました。ヒンドゥー教の言い伝えによると、シヴァ神が誤ってガネーシャの首を落としてしまい、代わりに象の頭を授けて蘇らせたとされています。
初めて知ったときは少し衝撃的でしたが、こうした劇的な誕生譚は世界中の神話によく見られるものです。ギリシャ神話や日本神話にも、似たような激しい展開のエピソードは珍しくありません。ヒンドゥー教は地域や宗派によって伝承の内容が幅広く異なります。なので、一つの誕生譚だけで宗教全体を語ることはできませんが、ガネーシャの物語は特によく知られている言い伝えの一つのようです。
賃貸の食器棚で見つけたガネーシャの絵
今の家に入居したとき、実は新築の賃貸物件で、私たちが最初の入居者でした。荷解きをしていると、食器棚の奥にガネーシャの絵がそっと置かれているのを見つけました。
調べてみると、ガネーシャは「新しい始まりの神」として知られており、引っ越しや新規開店など人生の節目でその加護を願う習わしがあるようです。おそらく、大家さんか工事に関わった方が、これから住む人のために置いていってくれたのかもしれません。
ちなみに、風水にあたる「ヴァーストゥ(Vastu)」の考え方では、火や煙と結びつくキッチンは、実はガネーシャを祀るのにあまり向かない場所とされているようです。なので、正式な作法というより、ちょっとした縁起担ぎだったのかもしれません。
ドライバーから聞いた、地域によるお祝いの違い
バンガロールでも、ガネーシャ・チャトゥルティは地域ごとにお祝いされています。
マハラシュトラ州やムンバイでは、街全体がお祭り騒ぎになるとのこと。一方で、カルナタカ州出身のドライバーさん自身は、家族と一緒に静かにお祈りをすると話してくれました。同じインドでも、地域や家庭によってお祝いの仕方にはかなり幅があるようです。
まとめ
『夢をかなえるゾウ』で名前だけ知っていたガネーシャですが、バンガロールで暮らす中で、由来や準備の中身まで知ることができました。地域によってお祝いの仕方に差があるという話も、インドの多様さを感じるエピソードの一つでした。ガネーシャ・チャトゥルティの時期にインドを訪れる機会があれば、街の雰囲気の変化にもぜひ注目してみてください。
よくある質問
A. 象の頭を持つ神様ガネーシャの誕生日を祝うヒンドゥー教の祭りです。地域や家庭によってお祝いの期間や規模に差があります。
A. ヒンドゥー暦に基づくため年によって変動しますが、例年8月〜9月頃に行われます。
A. 粘土で作られたガネーシャ像や、花・ランプなどの装飾、お供え物のモーダクなどを用意するのが一般的です。


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